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# ドクダミと肌：十薬と呼ばれてきた身近な薬草の力
- URL: https://www.japanhealthlab.jp/nf253c1ed0c0a/
- Published: 2026-08-08T12:03:15.000Z
- Updated: 2026-10-01T07:42:03.000Z
- Author: Japan Health
- Tags: #Import 2026-10-01 16:42

※この記事は、旧Japan Healthアカウントで公開した記事を再掲載したものです。

道端や庭の片隅で、白い小さな花と濃い緑の葉を広げているドクダミを見かけたことがある方は多いと思います。

独特の香りから、臭い草という印象を持たれることもありますが、日本では古くから「十薬」と呼ばれ、暮らしの中で大切に使われてきた薬草の一つです。

ドクダミは中国でも「魚腥草」として知られ、東アジア全体で長く親しまれてきました。

日本では江戸時代の本草書『大和本草』にもその名が登場し、葉や全草を乾燥させて煎じたり、生の葉を肌に当てたりといった使い方が代々受け継がれてきました。

近年は、化粧品やスキンケア用品の原料として「ドクダミエキス」「Houttuynia cordata extract」という表示を目にする機会も増えています。

アトピーや吹き出物、敏感肌など、肌のゆらぎが気になる方の選択肢として注目され、韓国コスメや国産スキンケアブランドでも積極的に取り入れられるようになりました。

身近な薬草でありながら、肌との関わりを意識して使う人がここ数年で大きく増えているドクダミ。

今回は、その働きと肌との関係を、栄養成分・皮膚の仕組み・日常での取り入れ方という視点から整理していきます。

## 記事の要点

- ドクダミにはクエルシトリン、イソクエルシトリン、ルチンといったフラボノイド類や、デカノイルアセトアルデヒドなどの精油成分が含まれ、抗酸化・抗炎症・抗菌に関わる多方向の働きが報告されています。
- 肌で起きている炎症やバリア機能の低下、皮脂酸化といった現象に対して、ドクダミの成分が複数のルートから関与しうる可能性が研究で示唆されており、化粧品成分としても近年改めて注目されています。
- ドクダミ茶として体の内側から取り入れる方法と、化粧水・パック・湿布など外側から働きかける方法の両方があり、肌の悩みや体質に合わせて無理なく組み合わせる視点が大切です。

## まず知っておきたい、ドクダミという植物の基本

ドクダミ（学名：Houttuynia cordata）は、ドクダミ科ドクダミ属の多年草で、日本、中国、朝鮮半島、東南アジアに広く自生しています。

湿った半日陰を好み、地下茎で繁殖するため、一度根付くと長く育つのが特徴です。葉はハート形で、初夏には白い4枚の苞葉に囲まれた小さな花穂を咲かせます。

名前の「ドクダミ」は、毒を矯（た）める（=抑える）という意味からきたとも、「毒溜め」からきたともいわれます。いずれにせよ、古くから民間で体の不調を整える植物として使われてきた歴史を示しています。

日本薬局方には「十薬」の名で収載されており、ドクダミの花期の地上部を乾燥したものが生薬として扱われます。

十薬とは、十の薬効があるという意味で、便通、利尿、皮膚のトラブル、できもの、軽い感染症など、さまざまな場面で使われてきました。

成分面では、フラボノイド類、精油成分、ミネラル類が複雑に含まれます。代表的な成分は以下の通りです。

- クエルシトリン、イソクエルシトリン：ケルセチンに糖が結合したフラボノイド配糖体
- ルチン、ハイペリン：毛細血管のしなやかさに関わるとされるフラボノイド
- デカノイルアセトアルデヒド：ドクダミ独特の香りの主成分で、抗菌に関わる
- カリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラル
- クロロフィル、ポリフェノール類

これらの成分は単独で大きく作用するというより、複数が組み合わさって、抗酸化・抗炎症・抗菌・代謝サポートといった多方向の働きに関わっていると考えられています。

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## 体の中で、そして肌の上でどのように働くのか

ドクダミに含まれる成分は、研究レベルでは複数の角度から検討されています。中でも肌との関係で注目されているのは、抗酸化、抗炎症、抗菌、そしてバリア機能への関わりです。

**ひとつは抗酸化の働きです。**クエルシトリンやイソクエルシトリンといったフラボノイド類は、活性酸素を除去する活性が高いことが報告されています。肌の老化や炎症の背景には、紫外線や生活習慣によって発生する活性酸素の関与が知られていますが、フラボノイド類はこの酸化ストレスを和らげる方向に働くと考えられています。

**もうひとつは抗炎症の働きです。**ドクダミ抽出物が、炎症に関わるサイトカイン（TNF-αやインターロイキン類）の産生を抑える方向に作用したという報告が、培養細胞や動物モデルで複数あります。

アトピー性皮膚炎モデルマウスを用いた研究では、ドクダミエキスの塗布や経口投与によって、皮膚の炎症スコアやかゆみ行動が軽減したという報告もあります。

デカノイルアセトアルデヒドという精油成分には、黄色ブドウ球菌やマラセチア菌など、肌のトラブルに関わりやすい一部の菌に対する抗菌活性が報告されています。

ニキビや吹き出物、湿った季節の肌荒れなどに、生葉湿布やドクダミ化粧水が古くから使われてきた背景には、こうした働きがあると考えられています。

さらに、皮膚バリア機能との関わりを示す研究も増えています。ドクダミに含まれるポリフェノール類が、表皮の保湿関連たんぱくの発現に関与する可能性が示唆されており、敏感肌・乾燥肌のケアという文脈で改めて注目されています。

体の内側から見ると、ドクダミ茶として親しまれてきた使い方には、利尿作用やお通じの調整、毛細血管のサポートなど、めぐりに関わる働きが期待されてきました。

肌は内臓や血流と切り離せない器官なので、こうした内側からのアプローチが、結果として肌の状態にも反映されることがあります。

## 日本人にとっての意味と、肌悩みごとの位置づけ

ドクダミは、日本人にとって特別になじみのある薬草です。庭先で採れる、季節とともに巡ってくる、湯気の立つお茶として食卓に並ぶ、そうした日常との距離の近さは、海外のハーブとは少し違う、日本独自の付き合い方を持っています。

肌の悩みに照らすと、ドクダミがよく取り上げられる場面はいくつかあります。

ひとつは、ニキビや吹き出物が繰り返しやすい肌です。皮脂分泌が活発な思春期や、ホルモンバランスのゆらぎが大きい時期は、毛穴や皮脂を起点とした炎症が起こりやすくなります。

ドクダミの抗菌・抗炎症の働きは、こうした場面で穏やかなサポートになる可能性があります。

もうひとつは、アトピー性皮膚炎や敏感肌、季節性の乾燥肌など、慢性的な炎症やバリア機能の低下が背景にあるケースです。

動物実験レベルでは、皮膚の炎症スコアやかゆみ、TARC（アレルギー関連の指標）の改善が報告されています。実生活での効果はそれぞれの体質や生活背景に左右されますが、複数の研究で同方向の働きが示されていることは興味深いポイントです。

さらに、年齢とともに気になりはじめる、くすみ・ハリ・キメといった肌の質感の変化に対しても、フラボノイド類による抗酸化作用や、毛細血管のしなやかさへの関与が期待されています。

最近、肌がどんよりして見える、血色感が物足りない、という声に対して、内側からのめぐりとあわせて考えたい成分の一つです。

ただし、ドクダミは個性の強い植物です。独特の香りや、人によってはお腹がゆるくなる感じ、利尿が強く出る感覚などを覚える方もいます。

妊娠中や授乳中、慢性疾患でお薬を継続している方、体が冷えやすい方は、量や頻度を控えめにし、体調を見ながら無理なく取り入れるのが大切です。

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## 日々の暮らしで取り入れるなら、どこから考えるか

ドクダミを日々の暮らしに取り入れる方法は、大きく分けて「内側から」と「外側から」の二つがあります。

内側からの取り入れ方として、もっとも親しまれているのがドクダミ茶です。市販の乾燥ドクダミ茶を、ティーバッグやヤカンで煮出して飲む方法が一般的で、ノンカフェインで温かく、季節を問わず取り入れやすいのが利点です。

クセのある香りは、煮出しすぎないことやブレンドティー（はと麦、どくだみ、はぶ茶など）として飲むことでやわらげられます。

毎日の飲用を考える場合は、コップ1〜2杯程度を目安に、起床後や夕方、入浴前後など自分の生活リズムに合わせて取り入れると続けやすくなります。利尿作用が強めに出る方もいるので、夜寝る直前の大量飲用は避けるのが安心です。

外側からの取り入れ方には、化粧水、美容液、シートマスク、クリームなどさまざまな製品があります。

最近の韓国コスメや国産スキンケアでは、「ドクダミエキス」「Houttuynia cordata extract」を主成分にしたシリーズが多く展開されており、ゆらぎ肌・ニキビ肌・敏感肌向けのラインが充実しています。

製品を選ぶときは、成分表の上位にドクダミエキスが入っているか、アルコールや香料の濃度、添加成分のバランスなどを確認すると安心です。

敏感肌の方は、最初は腕の内側など目立たない場所でパッチテストを行い、肌が落ち着くか確認してから顔に使うとよいでしょう。

家庭で楽しむなら、市販のドクダミ茶を煮出してから冷まし、コットンに含ませて化粧水代わりにしたり、お風呂に乾燥ドクダミを布袋に入れて入浴剤として使ったりする方法もあります。

手作りの場合は、保存料が入らない分、冷蔵保存・短期使い切りが基本になります。

サプリメントや健康茶として複数の成分を併用している場合は、フラボノイドやポリフェノールの重なりに注意し、ベースになっている食事や水分摂取量とあわせて全体のバランスを見ていく視点が大切です。気になる場合は、栄養や植物成分に詳しい専門家などに相談するのが安心です。

## まとめ

ドクダミは、日本で古くから「十薬」として親しまれてきた身近な薬草であり、現代の研究によっても、フラボノイド類・精油成分・ミネラル類を背景にした抗酸化、抗炎症、抗菌、皮膚バリア機能への関わりが少しずつ明らかになってきました。

肌で起きている炎症、皮脂酸化、バリア機能の低下、めぐりの停滞といったいくつかのテーマに対して、ドクダミの成分は単独で一つを大きく動かすというより、複数のルートから穏やかに関与しうる成分です。

だからこそ、ニキビ、敏感肌、アトピー性皮膚炎、年齢肌のくすみといった幅広い場面で取り上げられてきたのだと考えられます。

身近な薬草だからといって雑に扱うのではなく、体質や肌質、生活リズムに合わせて、内側からのドクダミ茶、外側からのスキンケアという二つの軸を無理なく組み合わせていく視点が大切です。

長く付き合える植物として、季節の中で出会い直しながら取り入れていきたいテーマだといえます。

## 参考文献

> ＊ Kumar M, Prasad SK, Hemalatha S. A current update on the phytopharmacological aspects of Houttuynia cordata Thunb. Pharmacogn Rev. 2014;8(15):22-35.  
> ＊ Woranam K, Senawong G, Utaiwat S, et al. Anti-inflammatory activity of the dietary supplement Houttuynia cordata fermentation product in RAW264.7 cells and Wistar rats. PLoS One. 2020;15(3):e0230645.  
> ＊ Lee JS, Kim IS, Kim JH, et al. Suppressive effects of Houttuynia cordata Thunb on the development of atopic dermatitis-like skin lesions in NC/Nga mice. J Ethnopharmacol. 2008;117(1):34-40.  
> ＊ Sekita Y, Murakami K, Yumoto H, et al. Antibacterial and anti-inflammatory effects of aqueous extract of Houttuynia cordata against periodontopathic bacteria. Biocontrol Sci. 2017;22(3):165-170.  
> ＊ Shingnaisui K, Dey T, Manna P, Kalita J. Therapeutic potentials of Houttuynia cordata Thunb. against inflammation and oxidative stress: A review. J Ethnopharmacol. 2018;220:35-43.  
> ＊ 厚生労働省「日本薬局方」十薬（ジュウヤク）の項  
> ＊ 国立健康・栄養研究所「健康食品」の素材情報データベース ドクダミ