最新|ビタミンD欠乏のリスクが最も高まる季節:冬の終わりに知っておくべきこと

最新|ビタミンD欠乏のリスクが最も高まる季節:冬の終わりに知っておくべきこと

ビタミンDは、骨の健康だけでなく、免疫機能、ホルモン調節、細胞の成長、心臓血管の健康など、体のさまざまな機能に関わる重要な栄養素です。

人間の体は日光に含まれる紫外線B波(UVB)を浴びることで皮膚からビタミンDを生成しますが、冬場は日照時間が短くなり、太陽の角度も低くなるため、この生成能力が大幅に落ちてしまいます。

日本でもこの問題は深刻です。特に冬から春先にかけて、多くの人がビタミンD不足に陥りやすい時期を迎えます。

日本人は屋内で過ごす時間が長い傾向があり、さらに日焼けを避ける文化も根強いことから、年間を通じてビタミンD不足になりやすい環境にあるといえます。

加えて、高齢化が進む日本では、骨粗しょう症やフレイルの予防という観点からもビタミンDへの関心がますます高まっています。

今回は、米国の非営利研究団体GrassrootsHealthが発信している情報をもとに、季節によるビタミンD欠乏リスクの変動と、その対策について詳しくお伝えします。

記事の要点

  • 冬の終わり(1月〜3月)がビタミンD欠乏リスクの最も高い時期であり、夏と比べて欠乏リスクが約70%も上昇する
  • 米国の成人の約90%がビタミンDの推奨レベル(40〜60 ng/ml)に達しておらず、サプリメントを摂取していても定期的な血液検査なしでは適切な状態を維持できない
  • ビタミンD不足は骨の健康だけでなく、感染症、自己免疫疾患、糖尿病、がんなど幅広い疾患リスクの上昇と関連しており、年に2回(夏の終わりと冬の終わり)の血中濃度測定が推奨されている