いつもの定食が運ばれてくる。ごはん、味噌汁、焼き魚、ほうれん草のおひたし。さて、どれから箸をつけるでしょうか。お腹が空いていると、つい湯気の立つごはんから口に運びたくなります。
同じ顔ぶれの一皿でも、どれを先に食べるかによって、食後の血糖の上がり方が変わると報告されています。
野菜やたんぱく質のおかずを先に、ごはんやパン、麺などの主食を後に回す食べ方は「ベジファースト」と呼ばれ、特別な食材や我慢を必要としません。献立はそのままに、口に運ぶ順番を少し入れ替えるだけです。
食後に眠くなりやすい、健診で血糖値が気になり始めた。そんなときに、毎日の食卓で気軽に試せる工夫として知られています。
◼️記事の要点
野菜やたんぱく質のおかずを主食より先に食べると、食後血糖の上がり方がゆるやかになりやすいと、複数の研究で報告されています。
食物繊維やたんぱく質が胃から小腸への移動をおだやかにし、糖の吸収スピードや血糖、インスリンの応答に関わると考えられています。
献立の中身を変えずに始められ、続けるうちに野菜やたんぱく質の量が増えやすいことも、取り入れやすさにつながります。