ぶどうは皮ごと食べるとカリウムが約1.7倍:ポリフェノールも皮に集まる晩夏の恵み

ぶどうは皮ごと食べるとカリウムが約1.7倍:ポリフェノールも皮に集まる晩夏の恵み

晩夏から初秋にかけて、店先に巨峰やシャインマスカットが豊かに並びます。透きとおる緑や深い紫の一房は、この季節ならではのごちそうです。

ぶどうを食べるとき、皮をどうするかは人それぞれ。ていねいにむいて果肉だけを味わう方も多いでしょう。

けれども栄養の面から見ると、ぶどうのおいしさの一部は、じつは皮にもあります。日本食品標準成分表でぶどうを「皮なし」と「皮つき」で比べると、カリウムは皮つきのほうが約1.7倍。

さらに、ぶどうの色や渋みをつくるポリフェノールも、その多くが皮に集まっています。旬のぶどうを、皮ごと味わう食べ方を数字とともにたどってみます。

記事の要点

  • ぶどうのカリウムは、生100グラムあたり皮なしで130ミリグラム、皮つきで220ミリグラムと、皮つきのほうが約1.7倍多いと日本食品標準成分表に示されています。

  • ぶどうのポリフェノール(アントシアニン、レスベラトロール、タンニンなど)は主に皮と種に含まれ、果肉にはわずかです。皮ごと食べると、これらをまとめてとれます。

  • シャインマスカットは皮ごと食べられる代表格で、巨峰やデラウェアも皮の色素にポリフェノールが集まっており、よく洗って皮ごと味わうと栄養を取りこぼしにくくなります。