最新|しょうがで上の血圧が約5mmHg下がった:効いたのは1日2g以上だった

最新|しょうがで上の血圧が約5mmHg下がった:効いたのは1日2g以上だった

冷奴の薬味に、紅茶に落とす一片、炒めものの香りづけ。しょうがは、和食にも中華にも自然に溶け込む、もっとも身近な香味野菜のひとつです。体を温める食材として親しまれ、風邪のひきはじめにすりおろして飲んだ経験のある方も多いのではないでしょうか。

その一方で、血圧という数字にしょうががどう関わるのかは、あまり語られてきませんでした。健診で上が130台、下が80台で止まり、「様子を見ましょう」と言われる。薬を飲むほどではないけれど、できることがあるなら知っておきたい。そんな段階の人にとって、身近な食材の効き方は気になるところです。

2026年8月、栄養学の専門誌 Journal of Human Nutrition and Dietetics(英国栄養士会の機関誌)に、しょうがと血圧の関係を12件のランダム化比較試験から統合した用量反応メタ解析が掲載されました。GRADEという評価法を用い、量と効果の関係まで踏み込んで調べた報告です。

記事の要点

  • 12件のランダム化比較試験を統合した解析で、しょうがを補った人は収縮期血圧(上)が平均5.03mmHg、拡張期血圧(下)が2.03mmHg低い方向へ動いたと報告されました。

  • 効果がはっきり出たのは、1日2000mg以上を摂った試験、もともと血圧が高めだった人、肥満のある人で、量が多いほど下がるという用量反応の関係も確認されています。

  • エビデンスの確実性はGRADEで「低い」と評価されましたが、出版バイアスの兆候はなく、感度分析でも結果は安定していました。