マグネシウムは、筋肉の収縮、神経伝達、エネルギー産生など300種類以上の酵素反応に関わる必須ミネラルです。その重要性は広く知られるようになり、サプリメントで補給する人も増えています。
しかし、マグネシウムの吸収には生理学的な壁があり、どんなに良質なサプリでも、飲んだ分がそのまま体に入るわけではありません。
日本では、マグネシウムの摂取不足が指摘されて久しく、特に食生活の変化や加工食品の増加により、その傾向は強まっています。
サプリメントの種類も多様化し、クエン酸マグネシウム、グリシン酸マグネシウム、スレオン酸マグネシウムなど、目的別に選べる時代になりました。
そんな中、吸収効率を飛躍的に向上させる新たな技術として注目されているのが「リポソーム型」のマグネシウムです。
記事の要点
- 食品からのマグネシウムの約80%は、腸細胞の間にあるクローディンというタンパク質のゲートを通って受動的に吸収されるが、従来のサプリはこの経路を最大限に活用できない。
- リポソーム型マグネシウムは、リン脂質の泡でマグネシウムを包み、腸の脂質吸収経路を利用して細胞に直接届ける。
- スレオン酸やグリシン酸など従来のマグネシウムにはそれぞれの強みがあり、リポソーム型は吸収率を最大化する新たな選択肢となる