最新|ビタミンD不足になりやすい人の特徴とは:米国の大規模調査が示すリスク要因

最新|ビタミンD不足になりやすい人の特徴とは:米国の大規模調査が示すリスク要因

ビタミンDは骨の健康維持に不可欠な脂溶性ビタミンとして広く知られていますが、近年の研究では免疫機能、感染症リスク、糖尿病、心血管疾患、さらには一部のがんとの関連も報告されています。

それにもかかわらず、ビタミンD不足は世界で最も一般的な栄養素欠乏のひとつであり続けており、全世界で約10億人が欠乏状態にあるとされています。

日本でも、ビタミンD不足は決して他人事ではありません。日照時間が限られる冬場や、屋内で過ごす時間の多い現代の生活スタイル、日焼け止めの使用習慣などが重なり、多くの人がビタミンDの血中濃度が低い状態にあると指摘されています。

特に女性や高齢者で不足が目立つという報告もあります。米国の栄養研究機関GrassrootsHealthが、全米健康栄養調査(NHANES)のデータをもとに、ビタミンD不足になりやすい人の特徴とそのリスクについて包括的にまとめた記事を公開しました。

記事の要点

  • 米国人の約3分の2がビタミンD不足の状態にあり、十分なレベル(30 ng/mL以上)に達しているのは全体の約34.5%にとどまる。最適レベル(40〜60 ng/mL)の人はさらに少ない。
  • 肌の色が濃い人、女性、若年成人、冬季に検査した人、低所得・低学歴の人、体重が重い人、牛乳の摂取が少ない人、日光を避ける人などがビタミンD不足の高リスク群として特定されている。
  • ビタミンD不足は感染症、自己免疫疾患、糖尿病、一部のがんのリスク増加と関連し、入院率や医療費の上昇とも結びついている。サプリメントを摂っていても最適レベルに達しているとは限らず、定期的な血液検査が重要