最新|痩せなくても炎症が下がる、アーモンド6週間の最新試験

最新|痩せなくても炎症が下がる、アーモンド6週間の最新試験

ダイエットがうまくいかないと、体の中の慢性炎症は下がらない。長くそう考えられてきましたが、この前提を少し見直すきっかけになりそうな研究が、2026年3月に発表されました。

米国ミズーリ大学のグループが「Nutrients」誌に報告した、肥満成人を対象としたアーモンドの6週間ランダム化比較試験です(Adepoju ら, 2026)。

結果はシンプルで、体重がほとんど変わらないまま、血液中の主要な炎症性サイトカインがアーモンド群でしっかり下がっていました。

今回はこの試験の中身と、暮らしへの落とし込み方を整理してご紹介します。

記事の要点

  • 肥満成人がアーモンドを1日57g、6週間続けたところ、血中IL-6・TNF-α・IFN-γがクッキー群より29〜47%大きく改善しました。
  • 体重・BMI・血圧・血糖・LDLには群間差がなく、HDLはクッキー群でむしろ下がる傾向を示しました。同じカロリーでも食品の質で結果が分かれた構図です。
  • アーモンド群はMUFA・食物繊維・マグネシウム・亜鉛・マンガン・ビタミンEの摂取が同時に増え、HEI・地中海食・DASHの食事スコアもまとめて上昇しました。