生きて腸に届くという言葉を、乳酸菌飲料やヨーグルトのパッケージで目にしたことがある方は多いと思います。菌は生きているからこそ働く、というイメージは根強く残っています。
ところが2026年7月に発表された新しい臨床試験では、加熱処理によってすでに死んでいる乳酸菌が、歯ぐきの炎症を改善したと報告されました。
生きているかどうかは、実はそれほど重要ではないのかもしれません。今回はこの研究を紹介します。
記事の要点
加熱殺菌された乳酸菌ONRICb0240を配合したグミを6週間摂取した歯肉炎の成人で、歯ぐきの出血率が有意に改善したと報告されています。
効果の背景には、唾液中の免疫物質の分泌を促し、粘膜の免疫を高める働きが関わっている可能性が示唆されています。
BMIやプラークコントロールの状態によって、効果の出方に違いも見られました。