最新|30年の食事論争は問いが違った:心臓を守るのは食品の質

最新|30年の食事論争は問いが違った:心臓を守るのは食品の質

低炭水化物と低脂肪、結局どちらが体にいいのか。糖質を控える食べ方、脂質を減らす食べ方、カロリーを数える方法。心臓や血管のために何を選べばいいのか、私たちは長いあいだ答えを探してきました。

書店にもインターネットにも、正反対の主張が並んでいます。ダイエットのたびに、今度こそ正しい方法をと探してきた方ほど、どれを信じればいいのか迷ってきたかもしれません。

ところが2026年2月、米国心臓病学会誌(JACC)に載ったハーバード大学を中心とする研究は、その問いの立て方そのものに静かな疑問を投げかけました。

約20万人を30年以上にわたって追いかけた大規模なデータが示したのは、低炭水化物か低脂肪かという対立では、心臓の健康は語りきれないという結果です。

NaturalHealth365は、アメリカ人が30年間ぶつけ続けてきたこの問いは、そもそも的を外していたと伝えています。

では、本当に問われるべきだったのは何だったのか。研究の中身をたどってみます。

◼️記事の要点

  • 約20万人を30年以上追った研究で、冠動脈心疾患のリスクを左右したのは炭水化物や脂肪の「量」ではなく、選ぶ食品の「質」だったと報告されています。

  • 植物中心で質の高い低炭水化物食はリスクを約15%、質の高い低脂肪食は約13%下げ、加工食品に偏った質の低い食事はどちらも10%以上リスクを上げました。

  • 違いは血液や代謝物にも表れ、炎症や中性脂肪が下がりHDLが上がるなど、食品の質が体の内側から心臓を守っていたことが示されています。