赤ワインやチョコレート、ベリー、緑茶。これらに共通して含まれるポリフェノールは、体にいい成分の代名詞のようにあつかわれてきました。
とはいえ、実際のところ心臓の健康にどれくらい関わるのか、日々の食卓でどう意識すればいいのかは、ぼんやりしたままだった方も多いのではないでしょうか。
その手がかりになりそうな研究が、2025年11月に医学誌BMC Medicineに発表されました。ロンドン大学キングス・カレッジの研究チームが、3,100人以上を平均11年にわたって追いかけ、ポリフェノールを多く含む食事と心臓の健康との関係を調べたものです。
しかも、本人の申告だけに頼らず、尿に出てくる代謝物という客観的な指標まで使って裏づけを取っています。夏に嬉しいベリーやお茶、柑橘とも自然につながる話なので、順に見ていきます。
記事の要点
ポリフェノールを多く含む食事パターンの人ほど、心血管リスクの指標が低い傾向が、平均11年・3,100人超の追跡で示されました。
食事の申告だけでなく、一部の参加者では尿中のポリフェノール代謝物も測り、客観的にも同じ傾向が確認されています。
緑茶などのカテキンは血圧、ベリーなどのアントシアニンは脂質と関わりが深く、サプリより食事でという含意が読み取れます。