お盆のころ、煮物の鉢に並ぶほくほくのかぼちゃは、日本の夏の食卓になじんだ一皿です。冬至に食べる印象が強いかぼちゃですが、実は収穫の旬は夏から初秋にかけて。
強い日ざしを浴びて育ったこの時期のかぼちゃには、残暑の体に頼もしい栄養がぎゅっと詰まっています。
とりわけ見逃せないのが、抗酸化に関わるβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンEという三つの栄養素がそろって含まれること、そしてその多くが皮の近くに多いことです。
この記事では、かぼちゃの栄養と、皮ごとおいしく食べる工夫を、保存版としてまとめます。
記事の要点
西洋かぼちゃはβ-カロテンを100gあたり約4,000μgと豊富に含み、これはほうれん草に匀敵し、日本かぼちゃの約5.5倍にあたります。体内で必要に応じてビタミンAに変わります。
β-カロテン、ビタミンC、ビタミンEという抗酸化に関わる三つの栄養素がそろい、残暑の紫外線や夏の疲れから体を守る味方になります。
これらの栄養は皮やそのすぐ下に多いため、皮ごと調理するのが理にかなっています。煮物や蒸し物で無理なく取り入れられます。