ビタミンCが豊富な食べもの、と聞いて思い浮かべるのは、レモンやみかんといった柑橘類ではないでしょうか。すっぱい果物にたっぷり、というイメージは広く定着しています。
ところが、100グラムあたりの含有量で見比べると、その柑橘を上回る身近な野菜があります。夏の食卓を彩る、赤いパプリカです。しかもパプリカのビタミンCには、もう一つ心強い特徴があります。
加熱による損失が比較的少なく、炒めても残りやすいのです。今回は、この赤い夏野菜とビタミンCの相性のよさをたどってみます。
記事の要点
日本食品標準成分表によれば、赤ピーマン(赤パプリカ)のビタミンCは100グラムあたり約170ミリグラムで、レモン(全果)の約100ミリグラムを上回り、身近な野菜のなかでも上位に位置します。
パプリカのビタミンCは、しっかりした肉厚の果肉に守られているため、加熱による損失が比較的少ないとされ、炒めものにしても摂りやすいのが特徴です。
パプリカにはビタミンCに加えて、βカロテンやビタミンE、カリウムも含まれており、夏の食卓で頼りになる緑黄色野菜です。