夏の食卓で、モロヘイヤの深い緑と独特の粘りはよく目立ちます。さっとゆでて刻み、冷ややっこやそうめんにのせる。そんな身近な葉物が、研究室ではがん細胞の増殖と新しい血管の形成に働きかける植物成分として調べられています。
満尾クリニックが2026年7月に紹介したのは、エジプト産モロヘイヤの葉を用いた2025年の研究です。葉から取り出した有効画分は、培養した肺がん細胞に強い増殖抑制作用を示し、腫瘍を持つマウスでは腫瘍体積を対照群より33.7%小さくしました。
「王様の野菜」と呼ばれてきた夏野菜の価値が、栄養だけでなく、天然物から次の研究候補を探す領域へ広がっています。
記事の要点
モロヘイヤ葉の70%エタノール抽出物を分けて調べると、エチル酢酸画分が肺がんA549細胞の増殖を81.2%抑え、IC50は7.8μg/mLでした。