ビタミンDは、日光のビタミンとも呼ばれ、皮膚が紫外線を浴びることで体内で合成される特別な栄養素です。
骨の健康を守るというイメージが強いかもしれませんが、近年の研究では免疫機能、メンタルヘルス、心血管系、がん予防など、全身のあらゆる健康に関わっていることが次々と明らかになっています。
にもかかわらず、米国では成人の約35%が不足しているとされ、日本でも事情は変わりません。
冬場の日照不足、屋内中心の生活、日焼け対策の徹底などが重なり、日本人の8割以上がビタミンD不足という調査結果も報告されています。
そんな中、米国の健康情報メディアPreventionが、ビタミンD不足によって引き起こされる可能性のある健康リスクを最新研究とともにまとめた記事を公開しました。
気づかないうちに進行し、ある日深刻な不調として現れることもあるビタミンD欠乏の実態を、研究データに基づいて見ていきます。
記事の要点
- ビタミンD欠乏はうつ病、認知症、心疾患、がんなど複数の重大疾患リスクと関連していることが多くの研究で示されている。
- ビタミンDの血中濃度が低いほど症状や予後が悪化する傾向があり、適切な補給が予後改善や生存率向上につながる可能性が報告されている。
- 食事、適度な日光浴、必要に応じたサプリメント補給によって、多面的な健康保護効果が期待できる。