日照時間が短くなる冬は、ビタミンD不足が特に気になる季節です。免疫機能、血糖値の調節、気分、がん予防など多岐にわたる役割を持つビタミンDは、冬季や年間を通じてサプリメントとして摂取する人も多くいます。
しかし、保健機関が推奨する量や、それ以上の量を摂取しても、血中濃度が最適化される保証はありません。その理由として注目されているのが、ビタミンDの代謝と利用を調節するために「マグネシウム」が必要だという事実です。
そして現代ではマグネシウム不足が広く蔓延しており、これは見過ごされてきた深刻な健康問題であると、アメリカのヴァンダービルト・イングラム・がんセンターによる研究が明らかにしています。
記事の要点
- マグネシウムが不足すると、ビタミンDの吸収・変換・活性化がすべて妨げられる
- アメリカ人の約80%がマグネシウム不足とされており、日本・ヨーロッパでも同様の傾向がある
- マグネシウムはビタミンDの血中濃度を「サーモスタット」のように双方向で調節する働きを持つ