暑い季節、汗をかくたびに体からは水分やミネラルが出ていきます。ナトリウムやカリウムはよく知られていますが、汗とともに少しずつ失われるものの一つに、鉄があります。
夏になると、なんだか疲れやすい、体がだるい、立ちくらみがする。そんな夏バテのような不調の背景に、鉄の不足が隠れていることがあります。
鉄は、体のすみずみに酸素を運ぶ大切なミネラルです。それでいて、日本人、とくに女性では足りていない人が多いことが知られています。
鉄が体の中でどんな仕事をしているのか、足りないときにどんなサインが出るのか、そして夏の食卓で上手に摂るコツを、保存版として一通り見渡してみます。
◼️記事の要点
鉄は赤血球のヘモグロビンの材料となり、全身へ酸素を運ぶ中心的なミネラルで、不足すると疲れやすさ、だるさ、冷え、立ちくらみといった不調が現れやすくなります。
鉄には吸収されやすいヘム鉄(赤身肉・あさり・卵黄など)と、吸収がおだやかな非ヘム鉄(枝豆・大豆・納豆・小松菜など)があり、組み合わせて摂ることで無理なく補えます。
非ヘム鉄はビタミンCと一緒に摂ると吸収が高まり、食後すぐの濃いお茶は控えめにするなど、ちょっとした工夫で鉄を摂る効率を上げられます。