約束の時間を忘れる、段取りがうまく組めない。年齢を重ねると、そんな場面が少しずつ増えてきます。
思考力の変化に対して、食事の時間帯という身近な工夫に目を向けた研究が、2026年に報告されました。「1日の食事を、何時から何時までのあいだに収めるか」。食べる中身ではなく、食べる時間帯に注目したものです。
米国栄養学会の年次総会NUTRITION 2026で発表され、8〜9時間以内に食事を収めた高齢女性で、計画や問題解決の成績が上がったと語られています。
記事の要点
閉経後の太りぎみの女性47人を対象にした6か月の試験で、食事を1日9時間未満に収めた群は、計画力や問題解決の課題で、約12時間に広げた群より良い成績を示したと報告されています。
両群とも1日の摂取を約500kcal減らすよう勧められ、6か月で平均およそ7kg減量しましたが、思考力の改善が見られたのは食事の時間を絞った群だけでした。
時間制限食の群の食事時間は平均8.2時間で、多くが午前10時から午後6時のあいだに食事を収めていたと書かれています。