集中がなかなか続かない。ものごとを処理するのに時間がかかる気がする。スクリーンを見つめる時間が長い毎日のなかで、そんな感覚を持つことはないでしょうか。
ルテインという成分は、目の奥の黄斑に集まり、光による負担から目を守る色素として知られてきました。
ところが2026年6月に報告された新しい介入研究が、このルテインの役割は目だけにとどまらないかもしれない、という可能性を示しました。舞台は、スクリーン漬けの10代です。
記事の要点
目の黄斑色素として知られるルテインとゼアキサンチンを、10代の若者に6か月間補給した無作為化二重盲検プラセボ対照試験で、補給群は注意力と情報処理の速さの検査でより大きな改善を示したと報告されました。
対象は、スクリーンを長時間使い、果物や野菜の摂取が少ない13~18歳の若者で、視覚的な推論や非言語的な記憶では明確な差は見られませんでした。
この研究は10代を対象に認知面の効果を示した最初の試験とされ、あくまで若い世代で確認された結果です。目の色素として知られる成分が、脳のはたらきとも関わる可能性を示した点で注目されています。