夏になると、昼ごはんがそうめんになる日が増えてきます。鍋に湯を沸かし、さっとゆでて、冷たい水でしめる。氷を浮かべたつゆにつけて、つるりとすする。
食欲が落ちる時期でも喉を通りやすく、洗い物も少なくて済みます。手軽さという点では、夏の台所でいちばん頼りになる一皿です。
そのそうめん、栄養の面から見ると、主食としての顔がはっきりしています。麺は小麦からできていて、中心になるのは炭水化物。たんぱく質や野菜、海藻といった顔ぶれは、麺そのものからは食卓にあがってきません。
冷たい麺をすすって終わり、という日が続くと、一食の中身が炭水化物に寄っていきます。
そこで今回は、そうめんを「主食だけの軽い一皿」から「夏の一食」へと整える足し方を、たんぱく質、野菜、薬味の三段階で並べてみます。涼しげなそうめんを楽しみながら、夏の昼ごはんを少し豊かに組み立てるための工夫です。
◼️記事の要点
そうめんは小麦からできた主食で、一皿の中心は炭水化物。麺だけの昼ごはんが続くと、たんぱく質や野菜、海藻が食卓から抜けやすくなる。
卵や豆腐、納豆、魚の缶詰、タコなどでたんぱく質を、きゅうりやオクラ、わかめ、トマトで野菜と海藻を足すと、一皿が夏の一食に近づく。
野菜やたんぱく質のおかずを先に食べてから麺をすする食べ方は、食後血糖の急な上がり方をゆるやかにする可能性が研究で報告されている。