夏に外へ出た瞬間、「今日はキツい」と感じる日と、意外と平気にウォーキングできてしまう日があります。天気アプリに表示される気温はどちらも同じくらいなのに、この体感の差はどこから来るのでしょうか。
「暑い日は無理をしない」という感覚は誰もが持っているはずですが、実際に何度から注意が必要なのか、具体的な目安を知っている人は多くありません。
早稲田大学スポーツ科学学術院の細川由梨准教授と、オーストラリア・アデレード大学のサミュエル・チャルマーズ上級講師が2026年1月、学術メディア「The Conversation」に寄稿した解説記事は、この「気温だけでは測れない危険」の正体をわかりやすく解き明かしています。
日本の蒸し暑い夏にもそのまま当てはまる内容として紹介します。
記事の要点
運動中の熱中症リスクを決めるのは気温だけでなく、湿度・日射・風速の組み合わせだと報告されています。
深部体温がわずか3℃前後上がるだけで、熱中症の領域に入る可能性があると説明されています。
4日から14日ほどかけて体を暑さに慣らす「暑熱順化」を活用すれば、夏でも運動を安全に続けやすくなるといいます。