アメリカの疾病対策センター(CDC)が、47種類の果物・野菜を栄養密度で評価したランキングがあります。その頂点に立ったのが、ステーキの付け合わせなどでおなじみのクレソンでした。100点満点でちょうど100点。数ある緑黄色野菜やフルーツを抑えての、文句なしの1位です。
しかも、スーパーで一束を数百円ほど(海外では2〜3ドル)で買える、けっして特別な食材ではありません。1カップ食べてもおよそ4kcal未満で、その大半は水分。それでいて、ビタミンや抗酸化に関わる成分をしっかり含んでいる、という少し意外な野菜です。
クレソンといえば、お皿の脇に少しだけ添えられている、というイメージを持つ方も多いかもしれません。けれど、その小さな一束に何が入っていて、体の中でどう働くのかを知ると、脇役のままにしておくのはもったいない葉物だと見えてきます。
今回は、最新のランキングと研究をたよりに、クレソンという野菜をあらためて見ていきます。
◼️記事の要点
クレソンは米CDCの栄養密度ランキングで47種中1位、100点満点中100点と評価された葉物野菜で、低カロリーながら多くの栄養を含むと報告されています。
含まれるのはビタミンA・C・K、ルテイン、β-カロテンに加え、アブラナ科特有のイソチオシアネートという成分で、それぞれ体の中で異なる役割を担います。
2025年の研究では、クレソンの摂取が炎症の軽減や細胞のダメージからの保護と関連すると報告され、心疾患や一部のがんへの関わりも検討されています。