寝つきが悪い、夜中に目が覚める、朝すっきり起きられない。熱帯夜が続くこの時期は、睡眠の悩みがとくに増えます。光の浴び方や寝る前のスマホ、寝室の温度といった生活習慣が、まず思い浮かぶかもしれません。
そこに、毎日の食事も関わっています。2026年、睡眠と栄養の関係をまとめた総説が学術誌『Chronobiology International』に発表されました。ビタミン・ミネラル・アミノ酸が、脳のなかで眠りをどう後押ししているのかを、神経のしくみや体内時計の観点からまとめたものです。
この総説のなかで、眠りに関わる栄養素として繰り返し登場するのが、マグネシウム、グリシン、そしてビタミンB6です。三つは、眠りのしくみに関わる場所も、含まれる食品も異なります。
記事の要点
2026年に『Chronobiology International』へ発表された総説は、ビタミン・ミネラル・アミノ酸が眠りに関わるしくみを整理し、マグネシウム・グリシン・ビタミンB6などを眠りに関わる栄養素として取り上げています。
これらは、脳の興奮を鎮めるGABAという物質のはたらきや、心の安定に関わるセロトニンの合成、メラトニンの生成といった、眠りに関わる複数の経路に関与すると説明されています。
この総説は、複数の研究をまとめたレビューです。個々の研究で効果に幅はありますが、これらの栄養素を含む食品を日々の食事に取り入れることは、眠りを支える毎日の選択肢になります。