肌の見た目は、私たちの印象に大きな影響を与えます。加齢や不健康な生活習慣は、シワや肌のたるみ、くすみとなって皮膚に刻まれていきます。若々しい肌を保ちたいという思いは、年齢を重ねるほど強くなるものです。
日本では現在、スキンケア市場が拡大しており、高価なクリームや美容液を取り入れる方も少なくありません。しかし近年の研究は、「外側から塗るケア」よりも「内側から栄養を届けるケア」のほうが、より根本的で持続的な効果をもたらす可能性があることを示しています。
特に、食事やサプリメントからのビタミンC摂取が肌の状態に直接的な好影響を与えることが、科学的に裏付けられはじめています。
ニュージーランドのオタゴ大学の研究チームは、食事から摂取したビタミンCが血流を通じてすべての皮膚層に届き、コラーゲン産生を促し、新しい肌細胞の形成にも関わることを世界で初めて実証しました。この発見は、栄養と肌の関係を考えるうえで大切な一歩となっています。
今回は、デンマークの健康科学メディア「Health and Science」に掲載された記事「ビタミンCで肌を健康に、自然なエイジングケアを」をもとに、ビタミンCと肌の健康について詳しくお伝えします。
記事の要点
- 食事やサプリメントで摂取したビタミンCは、血流を通じて皮膚のすべての層(表皮・真皮・皮下組織)に届き、コラーゲン産生を促して肌を厚く・弾力のある状態に整えることが、世界で初めて実証されました。
- ビタミンCは強力な抗酸化物質として、紫外線・喫煙・ストレスなどによる酸化ダメージから肌を守るとともに、皮膚の免疫機能も支えています。
- 公式推奨量(80mg/日)では肌の健康維持に不十分なことも多く、研究者は1日250mgの継続的な摂取を推奨しています。食事からの摂取が基本ですが、高用量サプリメントの活用も有効な選択肢のひとつです。