アメリカでは、いま成人のおよそ6割が、何らかのサプリメントを使っているといいます。65歳以上に絞ると、その割合は8割近くにのぼります。健康への関心が年々高まるなかで、サプリメントはすっかり暮らしの一部になりました。
2026年、その四半世紀の移り変わりを丁寧にたどった調査が、医学誌『JAMA Network Open』に報告されました。
1999年から2023年まで、米国の大規模な健康・栄養調査であるNHANESを使い、6万人を超える成人が、この30日間に何を飲んだかを追いかけた内容です。
そこから見えてきたのは、使う人が増えたという話だけではありませんでした。
かつての主役だったマルチビタミンが少しずつ後退し、ビタミンDや亜鉛、ターメリック、コラーゲン、プロバイオティクスといった、目的のはっきりした製品が伸びてきている。
サプリメントとの付き合い方そのものが、静かに形を変えているのです。今回は、この調査が映す変化を読み解きながら、自分の選び方をどう整えていくかを考えます。
◼️記事の要点
『JAMA Network Open』に2026年報告された調査では、米国成人のサプリメント使用率が1999年の51%から2023年には60%へ増え、65歳以上では78%に達したとされています。
かつて主役だったマルチビタミンは35%から31%へやや減り、代わりにビタミンDや亜鉛、ターメリック、コラーゲン、プロ/プレバイオティクスなど、目的のはっきりした製品が伸びていました。
これは、何を選んでいるかを映す使用調査であり、効果が確認されたという話ではありません。だからこそ、目的と必要性を結びつけて選ぶ余地が残されています。