運動が体に良いことは、すでに多くの人が実感していると思います。
これまでの運動研究では、どれくらい動くか、どのくらいの強度で動くかが主に見られてきました。
歩数、運動時間、消費エネルギー、心拍数などは、健康づくりを考えるうえで分かりやすい指標です。
今回注目されたのは、そこにもうひとつ加わる時間帯です。
米国心臓病学会の年次学術集会ACC.26で発表された研究では、米国の大規模研究All of Us Research Programに参加した1万4,489人のFitbit由来データを解析し、日常的に朝に運動している人では、肥満、2型糖尿病、高血圧、脂質異常症、冠動脈疾患などの有病率が低い傾向が報告されました。
運動を量だけでなく、「いつ行っているかから見る。これは、ウェアラブル機器が普及してきた今だからこそ見えてきた視点です。
記事の要点
- 米国の1万4,489人を対象に、Fitbitの心拍データと診療記録を組み合わせた解析で、朝の運動習慣と生活習慣病リスクの低さとの関連が報告されました。
- 朝に運動する人では、昼間に運動する人と比べて、冠動脈疾患、2型糖尿病、肥満、高血圧、脂質異常症のオッズが低い傾向が示されました。
- 運動の量や強度に加えて、「時間帯」も健康行動を考えるひとつの軸になる可能性があり、朝に少し体を動かす習慣が注目されています。