マグネシウムと有害金属:まず満たすという解毒の見方

マグネシウムと有害金属:まず満たすという解毒の見方

デトックスという言葉を聞くと、炭やクロレラのような吸着剤で体の中の有害なものを絡め取る、というイメージを持つ方が多いかもしれません。ところが、栄養に詳しい海外の発信のなかには、その前に踏むべき段階があると説明するものがあります。

アメリカの健康メディア「LifeBlud」に掲載された記事「Magnesium & Heavy Metal Chelation」は、吸着剤を使う前に、まず適切なミネラルで体を満たすことが解毒の第一歩だと書いています。

鍵になるのが、マグネシウムをはじめとするミネラルと、鉛や水銀のような有害金属とのあいだに働く拮抗作用です。

必要なミネラルが満たされていると、細胞や酵素の結合部位から有害金属が押し出され、体の外へ出ていきやすくなる、という考え方です。

今回は、この「まず満たす」という見方と、その背景にある体のしくみ、そして動物実験で報告されている数字を、原文に沿って紹介します。

◼️記事の要点

  • マグネシウムなどの必須ミネラルは有害金属と「拮抗」し、細胞や酵素の結合部位から金属を押し出して排出を助ける、と海外の記事で説明されています。

  • 動物実験では、マグネシウムを与えた群で尿中の鉛排泄が増え、血液中の鉛濃度が低く保たれたと報告されています。

  • 吸着剤を使う前に、まず適切なミネラルで体を満たす「再ミネラル化」を先に置く順番が、解毒の出発点として紹介されています。