赤い肉を控えたほうがいいとは、あちこちで見聞きします。けれども、実際に控えていた人たちが、その後どうなったのか。
長い年月を追いかけたデータで確かめようとすると、意外なほど手がかりは多くありません。控えるべきだと言われても、では白身肉に替えればいいのか、野菜中心にすればいいのか、それでどれくらい違うのか。そこまで具体的に見せてくれる研究は限られてきました。
2026年、専門誌『Current Developments in Nutrition』に、米国がん協会の大規模追跡調査を使った報告が発表されました。
約100万人を1982年から2020年まで、実に38年にわたって追いかけ、肉の食べ方と亡くなり方の関係を調べたものです。
赤肉・加工肉を減らしていた人、白身肉だけにしていた人、菜食にしていた人。それぞれのその後を紹介します。
記事の要点
約100万人を38年追跡した米国の調査で、赤肉・加工肉が少ない食べ方の人ほど、総死亡・心疾患死・がん死がわずかに低い関係が報告されました。
赤肉を白身肉に替えていた人では、男性や標準体重の人、50〜64歳の層で総死亡リスクが5〜7%低く、菜食でも近い傾向がみられたとされています。
食べ方の選択肢を前向きに示すもので、白身肉や菜食への置きかえを考える手がかりになります。