亜鉛と聞くと、風邪のときや牡蠣の栄養として思い浮かべる方が多いかもしれません。実際の亜鉛は、もっと広く体のあちこちで働いています。味覚や免疫、肌や髪、子どもの成長、傷の修復まで、関わる場面を挙げるときりがないほどです。
それでいて、毎日の食事で足りているとは限りません。スペインで9歳から75歳まで幅広い年代を調べた調査では、8割を超える人が推奨量に届いていなかったと報告されています。
米国でも、60歳以上のおよそ3割から4割が必要量に達していないという結果があります。亜鉛は体の中に2〜3gほどしかなく、しかもためておく仕組みを持たないため、毎日の食事から補い続ける必要があるミネラルです。
亜鉛が体の中で担っている仕事、不足したときに現れやすいサイン、そして銅とのバランスを意識した毎日の摂り方。保存版として、一通り見渡してみます。
◼️記事の要点
亜鉛は600種を超える酵素と2500を超える遺伝子のスイッチに関わる必須ミネラルで、体にためておく仕組みがないため、毎日の食事から補う必要があります。
味覚や嗅覚の変化、肌荒れ、傷の治りの遅さ、抜け毛などは、亜鉛が足りないときに現れやすいサインとして知られています。
牡蠣や赤身肉に多く、動物性食品ほど吸収されやすい一方、サプリの高用量を長く続けると銅の吸収を妨げるため、銅とのバランスを意識すると安心です。