残暑が続き、寝つきが悪い、夜中に目が覚める、朝すっきり起きられないといった睡眠の乱れを感じている方は多いのではないでしょうか。
眠りの質には、寝室の環境や生活リズムなどさまざまな要素が関わりますが、近年は栄養との関わりにも関心が集まっています。なかでもビタミンDは、骨や免疫だけでなく睡眠との結びつきが指摘されてきた栄養素です。
ビタミンDのサプリメントには、毎日少しずつ摂る方法と、週に1回まとめて多めに摂る方法があります。合計の量が同じなら、飲み方の違いは大きくないように思えます。
ところが2026年、その飲み方そのものが睡眠に差を生むのではないかという問いに向き合った試験が報告されました。結果は、同じ総量でも毎日に分けて摂るほうが睡眠の質が良かった、というものでした。
記事の要点
ビタミンDが不足している成人87人を、毎日6000IUを摂る群と週1回6万IUをまとめて摂る群に分け、8週間後の睡眠の質を比べた試験が報告されています。
睡眠の質を総合的に測るPSQIの点数は毎日群のほうが良く、睡眠時間や日中の眠気に関わる項目でも毎日群に有意な改善がみられました。
合計の摂取量は同じでも、毎日に分けて摂る飲み方のほうが睡眠の質を全体として高めたと結論づけられており、飲み方という新しい切り口を示しています。