最新|夏の日光でも増えないビタミンD:高齢者ら約300人の年間調査

最新|夏の日光でも増えないビタミンD:高齢者ら約300人の年間調査

ビタミンDは日光を浴びれば作られる。だから夏はしっかり補える。よく聞く話ですし、実際にその通りの面もあります。夏の強い日差しの下で過ごせば、冬より血中のビタミンDが増えていくはずだ、と多くの人が考えています。

ところが2026年6月、この当たり前をゆるがすデータが専門誌European Journal of Clinical Nutritionに報告されました。イギリス北部で約300人を1年を通して調べたところ、夏になってもビタミンDが目立って増えなかった人たちがいた、というのです。

日差しの強いこの季節に、あらためて考えたい報告です。

記事の要点

  • イギリス北部で高齢者や移民の背景を持つ人など約300人を1年間追った調査で、夏の日光を浴びてもビタミンDの血中濃度が目立って上がらなかったと報告されました。

  • 65歳以上では半数以上がビタミンD不足の状態で、移民の背景を持つ人ではその割合はさらに高かったとされ、夏の日差しだけでは補いきれない層がいることが示されました。

  • 研究チームは、季節に頼らず1年を通してビタミンDを支える工夫として、食事の見直しや必要に応じた補いを勧めており、夏こそ食卓からの確保を意識したいところです。