目がゴロゴロする、乾く、夕方になると視界が霞んで見える。こうした症状を「疲れ」や「年齢」のせいにして、市販の目薬でその場しのぎをしている方は少なくないはずです。
2025年、欧州白内障屈折矯正手術学会(ESCRS)の学術大会で発表された大規模調査は、この「我慢」が実はかなり多くの人に共通していて、しかもほとんど専門家に相談されていない実態を明らかにしました。
調査を率いたポーランド・オプテグラ眼科クリニックのピオトル・ヴォズニアク医師は、「診断や治療を受けずに苦しんでいる人がこれだけ多いのは看過できない」と語っています。
記事の要点
米国では50%、欧州では58%の人がドライアイの症状を経験していますが、正式な診断を受けたのは米国17%、欧州20%にとどまります。
症状を感じてから専門家に相談するまでの期間は、欧州で60%が4カ月以上、米国では67%が半年以上と長期化しています。
原因は涙が蒸発しやすいタイプと、涙の分泌量そのものが少ないタイプの大きく2つで、両方が組み合わさっているケースも多いといいます。