最新|日光を恐れるべきか:日焼け止めとビタミンDの複雑な関係

最新|日光を恐れるべきか:日焼け止めとビタミンDの複雑な関係

日差しが強くなる季節になると、外出のたびに日焼け止めを塗るのが習慣になっている方は多いと思います。皮膚がんが心配だから、シミやしわを防ぎたいから、理由はさまざまでしょう。

その一方で、日光は体の中でビタミンDをつくり出す、数少ない手段でもあります。浴びたほうがいいのか、避けたほうがいいのか。

日焼け止めは塗るべきか、塗らないほうがいいのか。考え始めると、どこかでつじつまが合わなくなるような気がしてこないでしょうか。

海外の研究機関であるGrassrootsHealthが2026年5月に公開した記事では、皮膚がんと日焼け止めとビタミンD、この三つの関係が、これまで思われていたよりもずっと込み入っていることが、新しい研究をまじえて整理されています。

とくに今回は、日焼け止めの常用とビタミンD不足の関係を初めて本格的に検証したランダム化比較試験が紹介されました。日光とどう付き合えばいいのか、その手がかりを一緒に見ていきます。

記事の要点

  • 同じ日光でも、浴び方しだいで皮膚がんとの関係は大きく変わります。一律に恐れる前に、何を避け何を取り入れるべきか、その線引きを見直します。
  • 日焼け止めの常用はビタミンDにどう影響するのか。これまで曖昧だったこの問いを、初めて本格的に検証した最新のランダム化比較試験に注目します。
  • ビタミンDの値は、メラノーマの発症だけでなく、その後の経過や治療の反応にも関わると報告されています。日光とビタミンDを確保する意味を見つめ直します。