最新|がん診断後の見落とされがちな生活習慣:146万人の解析が示す生存率との関連

最新|がん診断後の見落とされがちな生活習慣:146万人の解析が示す生存率との関連

がんと診断されたとき、多くの人がまず向き合うのは、手術や薬、放射線といった治療です。専門家にゆだねる時間が続くなかで、ふと治療と並行して、自分の手でできることはないのだろうかと考える方は少なくないと思います。

健康・栄養系のメディアであるNaturalHealth365に、がんと生活習慣の関係をめぐる2つの大規模な研究を取り上げた記事が掲載されていました。

ひとつは3,742人のがんサバイバーを最長21年にわたって追った研究、もうひとつは98の研究・のべ146万人あまりのがん患者をまとめて解析したメタ分析です。

そこで見えてきたのは、診断後の食事や運動、睡眠といった暮らしのあり方が、その後の生存率と関連していたという結果でした。治療に代わるものではなく、治療とともに考えたい選択肢として、原文の内容を見ていきます。

◼️記事の要点

  • Journal of the National Cancer Instituteの2025年の研究で、3,742人のがんサバイバーを最長21年追跡したところ、生活習慣スコアが高い人ほど死亡リスクが低い傾向が示されました。

  • スコアが高い群は低い群と比べて、全死亡リスクが24%、がん特異的な死亡リスクが21%、心血管疾患による死亡リスクが33%低かったと報告されています。

  • 98研究・のべ146万人のメタ分析でも同様の関連が示され、要点は抗炎症の食事・運動・質のよい睡眠・有害物質を減らすことだと紹介されています。