地中海生まれの色鮮やかな葉物が、栄養の宝庫として再評価されています。スーパーや産直市場の野菜コーナーで、葉脈が赤や黄、ピンクに色づいた葉物を見かけたことはないでしょうか。
スイスチャード、日本では不断草(フダンソウ)とも呼ばれる野菜です。名前にスイスとありますが、実際はスイス原産ではなく地中海沿岸が故郷で、古代ギリシャ・ローマの時代から食用と薬用の両面で大切にされてきた歴史があります。
ほうれん草やビーツ、キヌアと同じ仲間にあたり、ビタミン・ミネラル・抗酸化物質をぎゅっと詰め込んだ葉物として、いま改めて関心を集めています。
健康に気を配っている方ほど、葉物野菜の選択肢は多いに越したことはありません。
今回は、このスイスチャードがどんな栄養を持ち、体にどう関わると考えられているのかを、海外の健康メディアの報告をもとに整理してみます。緑の濃い葉物のレパートリーに、新しい一枚を加えるきっかけになればと思います。
記事の要点
- スイスチャードはビタミンK・A・C・Eや、マグネシウム・カリウム・鉄・カルシウムといったミネラル、ベータカロテンやルテインなどの抗酸化物質を豊富に含む葉物で、心臓・骨・目・神経の健康を支える成分が一度に摂れると報告されています。
- 含まれるフラボノイドやベタレイン、アルファリポ酸といった成分は、炎症や酸化ストレスへの働きかけや、インスリン感受性のサポートとの関連が研究で示唆されており、生活習慣病が気になる世代から注目されています。
- シュウ酸を比較的多く含むため腎臓結石が気になる方は摂り方に配慮し、加熱調理やほかの食材との組み合わせを工夫することで、無理なく日々の食卓に取り入れやすくなります。