夏の贈り物や食卓を彩る果物といえば、白桃が思い浮かびます。手に取るとふわりと甘い香りが立ち、皮をむくと果汁がしたたる。甘くてやわらかい白桃を数字で見ると、そのみずみずしさを支える栄養の姿が見えてきます。
果肉の大半は水分で、カロリーは意外と控えめ。しかも、汗をかく季節にうれしいカリウムや、おなかの調子に関わる食物繊維を無理なくとれる果物でもあります。
旬を迎えたいま、白桃の栄養を数字とともにたどり、日本の桃文化にも触れてみます。
記事の要点
白桃は生100グラムあたり、水分が88.7グラム(約89パーセント)、エネルギーが38キロカロリーと軽く、甘さのわりに体に重くない夏の果物です。
カリウムを100グラムあたり180ミリグラム含み、これはすいかやりんご(ともに約120ミリグラム)より多く、汗とともに失われやすいこのミネラルの補いに向いています。
食物繊維1.3グラム(水溶性のペクチンを含む)、ビタミンC8ミリグラム、ビタミンE0.7ミリグラムなどもそろい、水分・ミネラル・食物繊維を一度にとれる果物です。