最新|抗炎症食とアルツハイマー病リスク:血液指標が高くても見えた変化

最新|抗炎症食とアルツハイマー病リスク:血液指標が高くても見えた変化

血液検査でアルツハイマー病に関わる指標がすでに高めだと分かったら、食事を見直すことにどれだけ意味があるのだろうか。そんな問いを持つ方もいるのではないでしょうか。

近年、採血だけでアルツハイマー病の初期のサインを捉えられる血液バイオマーカーの研究が急速に進み、症状が出るずっと前から体の変化を知ることができるようになってきました。

2026年6月、スウェーデンのウプサラ大学とカロリンスカ研究所の研究チームがJAMA Network Open誌に発表した研究では、こうした早期のバイオマーカーがすでに高い人においても、抗炎症的な食事パターンが認知症リスクの低さと関連していたことが報告されています。

今回は、その研究の中身を見ていきます。

記事の要点

  • スウェーデンの高齢者1,865人を最大15年追跡した研究で、抗炎症的な食事パターンをとる人ほど認知症の発症リスクが低い傾向が報告されました。

  • アルツハイマー病の早期サインとされる血液バイオマーカーがすでに高い人においても、抗炎症的な食事は21〜29%の認知症リスク低下と関連していました。

  • バイオマーカーが高く抗炎症食の実践度も高かった人は、そうでない人と比べて認知症のない期間がおよそ1年長かったと報告されています。