最新|骨粗鬆症の本当の原因はカルシウム不足ではなかった:セロトニンが骨を壊しているという新常識

最新|骨粗鬆症の本当の原因はカルシウム不足ではなかった:セロトニンが骨を壊しているという新常識

カルシウムをしっかり摂って、ウォーキングも欠かさない。骨密度の検査でも年齢相応と言われていた。それなのに、ある日くしゃみをしただけで骨が折れてしまった。そんな経験をされた方、あるいは身近にそういう方がいるという方も少なくないと思います。

骨粗しょう症は、長い間「老化に伴う避けられないカルシウムの減少」として語られてきました。骨密度の検査は骨がすでに脆くなった段階でようやく異常を示すため、実際に骨が壊れはじめている時期に気づくことができません。

ところが近年、代謝医学の研究が積み重なるなかで、骨粗しょう症のメカニズムを根本から問い直す視点が生まれています。それが「セロトニン」という物質の関与です。

セロトニンといえば気分を整える脳内物質として知られていますが、実は体内のセロトニンの約90%は腸で産生され、血液中を循環しています。そして、この血中セロトニンが骨に直接作用し、骨の破壊を加速させている可能性が明らかになってきました。

この記事では、マーコラ医師が発表した分析をもとに、セロトニンと骨粗しょう症の深い関係、そして日常生活で実践できる対策について詳しくご紹介します。

記事の要点

  • 骨粗しょう症はカルシウム不足だけでなく、ストレスに関連した化学シグナルによって引き起こされており、そのシグナルは骨折が起きるよりずっと前から骨を弱めています。
  • 血中の過剰なセロトニンがホルモンとして機能し、骨の分解を促進する一方で骨の修復を抑制することが研究で示されています。
  • 睡眠・食事・腸内環境・軽い筋力トレーニングによってストレス化学物質を落ち着かせることが、骨の保護につながります。