最新|八段錦と血圧:800年続く運動を1年間RCTで検証

最新|八段錦と血圧:800年続く運動を1年間RCTで検証

血圧を整えるための運動というと、ウォーキング、ジョギング、筋力トレーニングを思い浮かべる方が多いかもしれません。今回 Natural News が取り上げたのは、中国で長く行われてきた八段錦というゆるやかな運動です。

ゆっくりした動き、呼吸、姿勢、意識の向け方を組み合わせる運動で、特別な器具を使わず、短時間で行いやすいことが特徴です。

この研究は、Journal of the American College of Cardiology に掲載された多施設ランダム化比較試験です。40歳以上で収縮期血圧130〜139mmHg、または拡張期血圧85〜89mmHgの人を対象に、八段錦、自主運動、速歩を1年間比較しました。

生活習慣として続けやすい運動が血圧にどの程度関係するのかを調べた研究で、日常に取り入れやすい内容です。

記事の要点

  • JACCに掲載されたBLESS試験では、216人を対象に八段錦、自主運動、速歩を52週間比較し、24時間収縮期血圧や診察室血圧の変化を評価しました。
  • 八段錦を週5日行った群では、自主運動群に比べて24時間収縮期血圧が約3mmHg、診察室収縮期血圧が約5mmHg低下し、効果は1年後まで維持されました。
  • 短時間で、器具を使わず、低〜中等度の強度で行える点は、運動を生活に組み込みたい人にとって実践しやすい選択肢になります。