解毒を支える3つのミネラル:セレンと亜鉛とモリブデンの働き

解毒を支える3つのミネラル:セレンと亜鉛とモリブデンの働き

食べ物や水、日々吸い込む空気から、気づかないうちに重金属が体に入り込んでいると聞いたら、意外に思う方もいるかもしれません。

カドミウムや鉛、ヒ素、水銀といった重金属は、環境中の汚染や食生活、職業を通じて少しずつ体内に蓄積することがあり、なかでもカドミウムは肝臓や腎臓に何十年もとどまることが知られています。

アメリカの栄養製品会社Designs for Healthが医療従事者向けに運営する情報サイトCASIに、自然療法医のC. Ambrose氏が寄稿した記事「Minerals for Detoxification Support」があります。

この記事は、重金属や毒素への対策として、いくつかのミネラルが体に備わった解毒の仕組みを後押しする可能性を紹介しています。

今回はその内容にそって、セレン、亜鉛、モリブデンという3つのミネラルが体の中でどのような役割を担っているのかをたどります。

◼記事の要点

  • セレンはグルタチオンの材料、亜鉛は抗酸化と炎症バランス、モリブデンは肝臓の解毒酵素の補因子として、重金属への対応にそれぞれ関わっていると紹介されています。

  • 海外のレビュー研究では、セレンと亜鉛が鉛やカドミウム、ヒ素、水銀の毒性に対して保護的にはたらく可能性が報告されています。

  • モリブデンは葉物野菜や穀類、豆類に含まれ、日本の食卓ではふだんの食事から十分な量を得やすいミネラルです。