これから旬のさんま:EPAとDHAは100gで3.7g、さばやいわしの2倍を超えます

これから旬のさんま:EPAとDHAは100gで3.7g、さばやいわしの2倍を超えます

夏の終わりの魚売り場に、細長い銀色の魚が並びはじめます。さんまです。漢字では「秋刀魚」と書き、秋に旬を迎える刀のような姿から、この字が当てられたと言われています。北の海で漁が始まり、季節が進むにつれて脂がのっていく。その移り変わりが、そのまま食卓の楽しみになっている魚です。

七輪や魚焼きグリルから立つ煙、大根おろしとすだち、炊きたてのごはん。さんまの塩焼きは、日本の秋を代表する一皿として長く親しまれてきました。ただ、この魚が栄養の面でどれほど密度の高い食材なのかは、意外と知られていません。

文部科学省の食品成分データベースで数値を確かめてみると、青魚のなかでも際立った特徴がいくつも見えてきます。今回は、これから旬を迎えるさんまを、成分表の数字から見ていきます。

記事の要点

  • さんまの可食部100gには、EPAが1,500mg、DHAが2,200mg含まれ、合わせて3.7gと、まさばやまいわしの2倍を超える量になります。

  • ビタミンDは16.0μg、ビタミンB12は16.0μgと、いずれも魚のなかで高い部類に入り、良質なたんぱく質18.1gとセレン32μgも同時に摂ることができます。

  • 脂がのる時期のさんまは、焼く・煮る・蒸すのどの調理でも扱いやすく、旬の食材として無理なく食卓に取り入れられます。