パセリ、セージ、ローズマリー、タイムに注目
キッチンに何気なく並んでいるハーブたちが、実は体を守るうえで頼もしい存在になってくれる。そんな研究報告が、このところ相次いでいます。
ハーブやスパイスというと、シナモンやウコン、ショウガなどが話題にのぼることが多いのですが、パセリ、セージ、ローズマリー、タイムといった身近な料理用ハーブにも、科学的なエビデンスが積み上がってきているのです。
日本でも、高血圧、脂質異常症、糖尿病など、いわゆる生活習慣病を抱えながら日々をやりくりしている方は少なくありません。
薬とのつき合いが長くなるほど、食事の中で無理なく続けられる工夫に目を向けたくなるものです。
冷蔵庫に小さなパセリの束があるだけ、棚の奥にドライのオレガノがあるだけでも、毎日の料理にひとつまみ加えるかどうかで、体に届く栄養の量は地味に変わってきます。
今回は、ナショナル ジオグラフィック日本版が紹介した、料理用ハーブの健康効果に関する最新の知見をもとに、家庭で取り入れるヒントを整理してみます。
記事の要点
- 料理用のハーブには抗酸化物質や抗炎症成分が豊富に含まれており、心臓、腸、がん予防など幅広い領域で体を守る働きが期待されている。
- 2026年3月に学術誌Nutrientsに掲載されたレビュー論文では、コリアンダー、セージ、ミント、バジル、ローズマリー、オレガノ、タイムの抗炎症作用がまとめて分析された。
- 摂取量の目安は1種類なら1日最大3g、複数のハーブを組み合わせる場合は合計6.6gほどで、大さじ1杯前後が一つの目安となる。