最新|フィセチンとピノセンブリンの相乗効果:白血病細胞を死滅させる天然成分の組み合わせ

最新|フィセチンとピノセンブリンの相乗効果:白血病細胞を死滅させる天然成分の組み合わせ

朝の食卓に並ぶ、イチゴのひと皿と、パンに垂らすはちみつ。どちらも身近な食べ物ですが、その中に、フラボノイドと呼ばれる植物由来の成分が含まれていることは、あまり知られていないかもしれません。

イチゴに多く含まれるフィセチン、そしてはちみつやプロポリスに含まれるピノセンブリン。

この二つのフラボノイドを組み合わせると、白血病の細胞に対して、それぞれを単独で使うよりもはるかに強く働いた。タイの研究チームが、そんな報告を発表しました。

一つより二つ。単純な足し算ではなく、互いの働きを高め合う相乗効果が見られたという内容です。実験は培養した細胞を用いた段階のものですが、植物の成分どうしが手を取り合う姿は、これからのがん治療を考えるうえで興味深い手がかりになりそうです。

◼️記事の要点

  • タイ・チュラロンコン大学の研究チームが、イチゴに含まれるフィセチンと、はちみつ・プロポリスに含まれるピノセンブリンを白血病細胞に試したと報告されています。

  • フィセチンは単独でも白血病細胞のアポトーシス(細胞の自死)を促し、カスパーゼ8やFas受容体を介した経路で働いたとされています。

  • 二つを組み合わせると相乗効果が現れ、より低い濃度でも白血病細胞の増殖やコロニー形成を強く抑えたと書かれています。