最新|CoQ10を8週間、高齢者のインターバル運動で立ち上がりの力が上乗せで伸びた

最新|CoQ10を8週間、高齢者のインターバル運動で立ち上がりの力が上乗せで伸びた

年齢を重ねると、椅子から立ち上がる、階段をのぼるといった何気ない動作が、少しずつおっくうになってきます。こうした「立ち上がる力」を保つうえで、運動が大切なのは言うまでもありません。

では、その運動の効果を、栄養の側から後押しすることはできるのでしょうか。2025年、高齢者が運動にコエンザイムQ10(CoQ10)を加えると、下半身の力の伸びに差がついたという二重盲検の試験が報告されました。

エネルギーづくりの現場であるミトコンドリアを軸に、この試験が示したことを見ていきます。

記事の要点

  • 2025年に報告された二重盲検の試験で、65〜75歳の38人が8週間の高強度インターバル運動を行い、CoQ10を一日100ミリグラム加えた群は、立ち上がりの動作を測る二つのテストで、偽薬の群より大きく改善しました。

  • 5回続けて立ち上がる時間はCoQ10群で約4.3秒短くなり(偽薬群は約1.4秒)、30秒で立ち上がれる回数はCoQ10群で約4.3回増えました(偽薬群は約1.6回)。いずれも群間の差は統計的に意味のあるものでした。

  • 握力・バランス・歩行などでは両群とも改善して差はつかず、CoQ10を加えたことによる上乗せは、下半身の力・パワーの面ではっきり見られました。