最新|早い閉経は食事と関わっていた:フィッシュオイル常用者ほど早期閉経が95%少なかった

最新|早い閉経は食事と関わっていた:フィッシュオイル常用者ほど早期閉経が95%少なかった

閉経が近づく年ごろになると、ほてりや気分の揺れ、眠りの浅さといった変化に戸惑う人は少なくありません。その入り口となる自然閉経の時期は、人によって早い遅いの差が大きく、早く訪れるほど更年期の不調やその後の健康リスクと向き合う時間も長くなります。

この閉経のタイミングに、日々の食事や栄養の摂り方が関わっているのではないか。そうした問いに一つの手がかりを示す解析が、あらためて注目を集めています。

2025年に医学誌『Nutrients』で報告され、2026年に入って複数の媒体が取り上げたのは、イギリスの女性を長期に追跡したデータの解析です。

フィッシュオイル(オメガ3)やビタミンB群、抗酸化ミックス、ビタミンCを日ごろから使っている女性ほど、自然閉経が早く訪れにくかったという関連が示されました。

とりわけフィッシュオイルとの結びつきが強かったと報告されています。閉経の早さと栄養がどうつながっていたのか、そして日々の食事でこれらの栄養をどう取り入れるかを見ていきます。

記事の要点

  • イギリスの女性コホート(UK Women's Cohort Study、3,566人)を追跡した解析では、フィッシュオイル・ビタミンB群・抗酸化ミックス・ビタミンCの常用が、自然閉経が早く訪れにくいことと関連していました。もっとも強い関連はフィッシュオイルでみられ、報告では早い閉経となるリスクが大きく低いと計算されています。

  • この研究は観察研究で、サプリメントの使用も閉経の年齢も本人の申告に基づいています。栄養が閉経の時期を変える因果関係を確定したものではなく、関連を示した知見です。

  • 背景として、オメガ3をはじめとするこれらの栄養素は、卵巣の老化に関わる酸化ストレスや炎症をやわらげる方向に働くと考えられています。食事では青魚や葉物、色の濃い野菜・果物から取り入れられます。