最新|植物性かどうかより中身だった:健康的な植物性食の人は冠動脈心疾患が約3割少なかった

最新|植物性かどうかより中身だった:健康的な植物性食の人は冠動脈心疾患が約3割少なかった

体にいいから植物性の食事をとよく言われます。けれど、植物性ならなんでも同じなのでしょうか。同じ「植物由来」でも、全粒穀物や野菜・果物・豆やナッツと、白いパンや甘い飲み物・お菓子とでは、体への働きは違うはずです。

2026年、栄養学の専門誌 American Journal of Clinical Nutrition に、その「中身の違い」に踏み込んだ追跡研究が報告されました。14,776人を長く追い、植物性食の質によって心臓や脳血管の結果がどう分かれるかを調べた内容です。

しかも、これまで研究で手薄だった黒人層や地方在住の人たちを多く含む点にも特徴があります。今回はこの報告を読み解きます。

記事の要点

  • 健康的な植物性食のスコアが高い人ほど、冠動脈心疾患の発症が少なく、最も高い群は最も低い群より約3割低い関連がみられたと報告されました。

  • 同じ植物性でも「中身の質」で結果が分かれ、脳卒中とは、はっきりした関連はみられませんでした。

  • 観察研究のため因果は確定できませんが、「植物性かどうか」より「何を選ぶか」を見直す後押しになる結果です。