布団に入ってもなかなか寝つけない、朝すっきり目覚められない。眠りの悩みは、年代を問わず多くの人が抱えるものです。
その対策というと、寝る前のスマホを控える、部屋を暗くする、といった生活習慣が思い浮かびますが、じつは日々の食事から摂るミネラルも、眠りの質と関わっているかもしれません。
2025年末に報告された研究では、血液中の亜鉛やマグネシウムの濃度と睡眠の質との関連が調べられ、亜鉛が十分にある人ほど眠りの質が保たれている傾向が示されました。牡蠣や赤身肉でおなじみの亜鉛と、眠りという意外な組み合わせ。
今回はその研究を見ていきます。
記事の要点
成人1,041人を対象にした横断研究で、血中の亜鉛濃度が高いグループほど、睡眠の質が低い人の割合が少ない傾向が報告されました。
血中亜鉛が不足の目安とされる水準を下回る人では、睡眠の質が低いリスクがおよそ3倍高かったとされ、亜鉛と眠りの間に一定の関連がうかがえます。
亜鉛は神経の伝達物質や睡眠に関わるホルモンの調整に関わるミネラルで、牡蠣や赤身肉、ナッツ、大豆製品などから日々の食事で摂り入れられます。