階段を上ると、以前より息が上がる。少し早歩きしただけで、呼吸が浅くなる。年齢のせいだと片づけてしまいがちですが、こうした呼吸のしづらさは、日々の食事とも結びついているかもしれません。
ビタミンKといえば、血を固める働きや骨の健康を思い浮かべる方が多いはずです。ところが、葉物野菜に多いビタミンK1が、肺の健康とも関わっている可能性を示した研究が、2026年に報告されました。
ほうれん草やケール、ブロッコリーといった、食卓でおなじみの緑黄色野菜が主役です。血と骨のイメージが強いビタミンKと、肺という意外な組み合わせ。今回はその研究を見ていきます。
記事の要点
18万人近くを10年以上追跡した研究で、葉物野菜由来のビタミンK1を多く摂る人は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)のリスクが16%低い傾向が報告されました。
ビタミンK1が多い食事の人は肺機能の指標も良好で、肺がより多くの空気を出し入れできる傾向が見られたとされています。
ビタミンK1はほうれん草・ケール・ブロッコリーなどの葉物野菜に多く、肉・卵・乳製品に多いビタミンK2とは体内での分布や働きが異なると考えられています。