生理のたびに強い痛みに悩まされる、下腹部の重さが月経のとき以外にも続く。子宮内膜症を抱える方にとって、痛みとの付き合いは日常の大きな負担になります。
治療を続けながらも、食事や栄養の面から少しでも支えになる方法はないだろうか。そう感じている方は少なくないはずです。
2026年、これまでに行われた複数の臨床試験をまとめた系統的レビューが、ビタミンをはじめとする栄養素が子宮内膜症の痛みにどう関わるかを検討し、専門誌に報告されました。
今回はこのレビューを手がかりに、ビタミンDと子宮内膜症の痛みの関わりを見ていきます。
記事の要点
2026年に報告された系統的レビューでは、ビタミンD・C・Eの補給が子宮内膜症に伴う痛みをやわらげる方向に働き、複数の試験で骨盤痛や月経痛の軽減が示されたとまとめられています。
子宮内膜症の痛みには炎症と酸化ストレスが深く関わっており、免疫や炎症の調節に関わるビタミンDが、その背景に働きかける栄養素として注目されています。
標準的な治療を続けながら、鮭やさんま、きのこ、卵からビタミンDを補い、日光も上手に取り入れることが、栄養面からの支えになると考えられています。