最新|子宮内膜症の痛みと魚油:オメガ3脂肪酸がもたらす変化

最新|子宮内膜症の痛みと魚油:オメガ3脂肪酸がもたらす変化

月経のある女性のおよそ10人に1人が経験するといわれる子宮内膜症は、強い月経痛や骨盤の痛み、性交痛など、日常生活に影響する症状を伴うことが少なくありません。

手術やホルモン療法といった治療を受けていても、痛みが十分に和らがないまま過ごしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そうした中、2026年3月に学術誌Frontiers in Nutritionに、魚油に含まれるオメガ3脂肪酸の摂取と、子宮内膜症の痛み・炎症・生活の質(QOL)との関連を追った研究が掲載されました。

中国の研究チームが、単一の医療機関で子宮内膜症の治療を受けていた289人の診療記録を分析したもので、従来の治療に魚油由来のオメガ3脂肪酸の摂取を組み合わせていた患者では、痛みの軽減や炎症マーカーの低下、QOLの改善がより大きく見られたと報告されています。

記事の要点

  • 子宮内膜症の治療を受けていた289人の診療記録を分析した研究で、従来治療に魚油由来のオメガ3脂肪酸を組み合わせていた患者は、月経痛や骨盤痛など複数の指標で痛みの軽減がより大きいことが分かりました。

  • IL-6やCRPといった炎症マーカーの低下、SF-36で測る身体的・精神的なQOLの改善も、オメガ3脂肪酸を摂取していた患者でより大きく見られています。

  • 年齢や病気の進行度、痛み止めの使用などを調整した分析でも関連は保たれており、日々の食事に取り入れやすい選択肢として紹介されています。